「血圧が高いですよ!」と注意され驚いた経験はありますか?
以前取り上げた血糖やコレステロール同様、体の異常として突然現れることが多いため放置は厳禁です!今日は高血圧について勉強しましょう。
Q1. どこからが高血圧ですか?
A. 病院では「140/90」、家庭では「135/85」以上が高血圧の基準です。
- 医療機関で緊張して血圧が上がる「白衣高血圧」があるため、自宅でリラックスして測る家庭血圧のほうが重視されます。
Q2. 血圧は「上」と「下」がありますが、どちらが重要ですか?
A. どちらも同じくらい重要です。
- 上(収縮期血圧):心臓が縮んで血液を送り出したときの圧力で、血管の硬さを反映します。高くなると脳卒中や心筋梗塞のリスクが上がります。
- 下(拡張期血圧):心臓が膨らんで血液を溜めているときの圧力で、細い血管の詰まりやすさを反映します。高くなると腎臓などの障害につながります。
Q3. 高血圧の一番の原因は何ですか?
A. 9割以上は原因が1つに特定できない「本態性高血圧」です。
- 塩分の摂りすぎ
- 肥満や運動不足
- 過度な飲酒や喫煙
- 精神的なストレスや加齢
Q4. 自覚症状がないなら、放置しても大丈夫ですか?
A. 絶対に放置してはいけません。
Q5. 一度薬(降圧薬)を飲み始めたら、一生やめられませんか?
A. 生活習慣が大きく改善すれば、薬を減らしたりやめたりできる場合もあります。
Q6. 自宅で血圧を下げるために、まずできることは?
A. 「減塩」と「カリウムの摂取」が効果的です。
- 減塩を徹底する:日本のガイドラインでは、高血圧患者の塩分摂取量を1日6g未満にすることを推奨しています。
- カリウムを摂る:カリウムは体内の余分な塩分を排出してくれます。ほうれん草、ブロッコリー、バナナ、海藻類などを積極的に食べましょう。(※腎臓に病気がある方は医師の指示に従ってください)
高血圧は「忍び寄る命の危険」と呼ばれ、自覚症状がなくても血管は確実にダメージを受け続けます。前述の通り、放置すると、動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞、慢性腎不全など命に関わる病気を突然引き起こすリスクが高まります。
薬は血圧を根本から治すものではなく、基準値にコントロールするためのものです。食事(減塩)や運動、減量によって血圧が安定すれば、医師の判断で薬を中止できるケースはあります。自己判断で急にやめるのは大変危険ですので、必ず医師に相談してください。
家庭用の血圧計で毎日自身の血圧を記録することも非常に有益です。受診の際に記録を持参することで、お薬の調整に役立ちます。
医師からのコメント:「今は元気だから大丈夫」と思わないようにしましょう。
血糖、コレステロール、血圧の管理は、これからの健康的な毎日を支える大切な土台です。数値が気になったら自己判断で終わらせず、予防の観点からも早めの対応を心がけましょう。
まずは一度、お気軽に医師にご相談ください。




