発熱は感染に対するからだの自然な防衛機能です。細菌やウィルスが体に侵入すると、身体は平常時より体温を上昇させて細菌やウィルスと戦おうとします。乳幼児は年長児や、大人と比べると、免疫機能がまだ弱いために、より熱を出しやすいといえます。
熱とは?
発熱は感染に対するからだの自然な防衛機能です。細菌やウィルスが体に侵入すると、身体は平常時より体温を上昇させて細菌やウィルスと戦おうとします。乳幼児は年長児や、大人と比べると、免疫機能がまだ弱いために、より熱を出しやすいといえます。細菌による感染の場合、一般に熱は5日から7日続きます。
以下のような症状が見られるときには、直ちにかかりつけ医に連絡をしてください。
• 嘔吐
• ぐったりとしている、または 妙に眠そうにしている時
• 食欲がない、または普段と比べて少ししか食べない時
• 首が動かしずらい時
• 元気な時にはないようなかんしゃくを起こしている時
• 呼吸が苦しそうな時
• おしっこの量がいつもより少ない時
• おなかの痛み、もしくは不調を訴える時
• 体に発疹が見られる時
• 熱が4、5日下がらない時
• 泣きやまない時
もし生後2ヶ月以下の赤ちゃんの熱が上がった場合には 迷わず病院に連れていきましょう。
生後3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱したら入院をお勧めしています。赤ちゃんの月齢が低ければ低いほど、血液中に細菌が侵入したり、尿路感染を起こしたり、髄膜炎(脳の疾患)など、重篤な問題を引き起こす可能性が高いからです。手遅れにならないうちに、赤ちゃんが適切な検査、治療を受けることが重要です。月例の低い赤ちゃんの場合、はっきりした症状が現れにくいことがあります。そのために、医師はより注意深く診察を行い、検査をするように教育されています。
生後3ヶ月を超える赤ちゃんも上記のような症状があった場合にはかかりつけの医師の診断を仰ぎ、入院などの緊急性がある状態かどうか確認する必要があります。
以下のような症状が見られる場合には、直ちにかかかりつけ医にご連絡ください。
• 2ヶ月以下の赤ちゃんが発熱している時
• 熱が40.0度以上の時
• 3日以上熱が続く時
• 赤ちゃんが普段と違って具合が悪いように見える場合、もしくは普段と行動が異なる時
• すぐ眠ってしまう場合、もしくは眠そうにしている時
• 首が動かしづらい時
• 吐き続ける時
• 皮膚に紫色の斑点が出ている時
• 引きつけや痙攣を起こしている時
• 息が苦しそうな時
• ものを飲み込めない時、もしくはよだれをダラダラと出している時
• 下痢が続く時
• 何をしても泣き止まない時
• おしっこをするときに痛がる時、またはおしっこが濁っている時
残ったお薬をあとで使う場合
シロップ状のパラセタモールやイブプロフェンは冷蔵庫で6ヶ月、室温で
3ヶ月保存することができます。ただし、容器に書いてある、保存方法、
使用期限を確認してください。また、お薬の量は年齢ではなく、体重に合わせた量をあげるように十分な注意が必要です。たとえば、6ヶ月のときに処方されたお薬を数ヶ月後に飲ませる場合、同じ量ではだめなことをご確認ください。
前回出してもらったお薬をあげる場合、赤ちゃんの体重が前回と比べて増加していれば、正しい量をクリニックに(電話で)確認することをお勧めします。
乳幼児に市販薬を服用させることは絶対にやめましょう。
たとえば18歳以下のお子様にアスピリン系の薬を服用させるのは危険です。
まれにではありますが、ライ症候群を引き起こすことがあります。
※ライ症候群
原因は明らかになっていませんが、ウイルス感染症やアスピリンの使用が引き金になると考えられています。
発症すると脳や肝臓の障害に伴い激しい吐き気、嘔吐、錯乱、反応の鈍化がみられ、場合によっては死亡に至ることもあります。
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