急性中耳炎とは?
急性中耳炎は、鼻やのどの細菌やウイルスが耳管を通って中耳に入り、炎症を起こす病気です。乳幼児や小さなお子さまに多くみられますが、大人でもかかることがあります。
主な症状は次のとおりです。
- 耳の痛み
- 発熱
- 耳だれ
- 聞こえにくさ
- 不機嫌(乳幼児)
- 耳を頻繁に触る・引っ張る
多くは風邪に続いて発症します。
どのように診断しますか?
医師が耳鏡や、必要に応じて内視鏡で鼓膜の状態を確認します。
鼓膜の膨らみや発赤、耳だれの有無などを総合的に評価し、重症度を判定します。
必要に応じて聴力検査などを行う場合があります。
治療について
急性中耳炎は重症度に応じて治療方法を選択します。
軽症の場合
抗菌薬を使用せず、
- 痛みを和らげる薬
- 発熱への対応
- 経過観察
のみで改善することがあります。
中等症・重症の場合
必要に応じて抗菌薬を使用します。
抗菌薬は医師の指示どおり最後まで飲み切ることが大切です。
症状が軽くなっても自己判断で中止しないでください。
鼓膜切開が必要になることがあります
次のような場合には鼓膜切開を行うことがあります。
- 強い耳の痛みが続く場合
- 鼓膜の腫れが強い場合
- 膿が多くたまっている場合
- 抗菌薬で改善しない場合
鼓膜切開は鼓膜に小さな穴を開けて膿を排出する処置です。
通常は自然に鼓膜が閉じるため、聴力に影響を残すことはほとんどありません。
日常生活で気をつけること
- 十分な休養と水分補給を心がけましょう。
- 鼻水はこまめにやさしくかみましょう。
- 耳に水が入らないように気を付けましょう。
- 耳かきを奥まで入れないでください。
- 自己判断で抗菌薬を中止しないでください。
- 症状がある場合は、市販薬だけで様子を見続けないようにしましょう。
再診が大切です
痛みや熱が改善しても、中耳に炎症や液体が残っていることがあります。
治療終了後も医師の診察を受け、完全に治癒したことを確認しましょう。
繰り返し中耳炎を起こす場合や、聞こえにくさが続く場合は、追加の検査や治療が必要になることがあります。
ひとこと
急性中耳炎の多くは適切な治療で改善します。症状がある場合は、我慢をせず、早めに受診しましょう。




