めまいの診断と治療

めまいは、大きくは、耳が原因で起きる病気とそれ以外の病気に分けられます。

めまいは、2~3割の人が一生に一回以上はかかるといわれるほど多い病気です。

しかし、症状は似ていても原因は多彩です。医療全体に当てはまりますが、まずどこに問題があるか探し(きちんとした診断)、その上で問題を解決する治療にうつるのが理想的です。

めまいは、大きくは、耳が原因で起きる病気とそれ以外の病気に分けられます。

年齢や性別によってその頻度がかわります。耳の中には、三半規管(さんはんきかん)や耳石器(じせきき)という体のバランスをとる器官があります。傾向としては、耳が原因で起きるめまい(代表例は頭の位置を動かすと起きる発作的なめまいや、メニエール病など)が多くを占めます。

一方で、頻度は少なくなりますが、耳以外が原因で起きるめまいもあります。低血圧やホルモンバランスの不調、あるいは、ストレス等が原因のこともあります。稀に、脳や心臓の病気が隠れている場合もあります。これらは、手順を踏んだうえで、疑いがあれば検査を行います。

めまい症状が強い方や長く続くめまいに悩まされている方は総合診療医に受診の上、適切な専門医(耳鼻科医・脳神経内科医等)に紹介してもらうことが必要です。

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